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まるみつ 東 バイパス TBS、フジテレビ、テレビ朝日の地上波番組をネット配信するトレソーラは、2月1日から4月30日まで提供するトライアルサービス第2弾、「広帯域電脳娯楽大帝 ザ・ブロードバンド・エンタメキング・トレソーラ」の内容を発表した。同時に、関西で限定的にSTB配信サービスを展開することも明かした。
サービスでは、約20タイトルが1カ月間見放題となる「トレソーラパック」が月額1000円で提供されるほか、番組／映画を単品で購入する「タイトルパック」も提供される。視聴にはトレソーラプレーヤーのインストールが必要で、コンテンツはダウンロードすることも可能だ（サービスの概要は、関連記事その1、その2参照）。
会場には、各局の女子アナのほか、オリジナル番組「月刊トレソーラの挑戦！」に登場するビビる大木さんも登場。「一番、カメラのアップをほしがるのは、フジテレビのアナですね」（ビビる大木さん）
今回、注目すべきは番組のSTB配信が試行される点だろう。ケイ・オプティコムが実施する、STBモニター実験に参加するかたちで、近畿6都県の250世帯を対象にコンテンツが配信される。内容は、「ドラマ6タイトル、バラエティ3タイトル、それに（女子アナウンサーが主演のオリジナルドラマ）『フォーチュン・バナナ』となる」（トレソーラ）。
FTTHを利用したトライアルとあって、MPEG-2で5Mbpsという高クオリティでの提供になる。「アナログテレビより、高画質になるほどだ」（トレソーラの原田俊明社長）。
いずれも“タイトルパック形式”での提供となり、それぞれ6話程度ずつ販売される予定。利用料金の徴収は、BBit-Japanが手がける。
さまざまな可能性を視野に
STB配信のメリットは、やはりテレビを介してコンテンツを視聴できることだろう。もともとテレビ番組だけに、この視聴形態はユーザーに自然に感じられるはずだ。
STB配信のもう1つのメリットは、著作権者の理解が得やすいこと。PCで配信するとなると、やはりPCの扱いに長けたパワーユーザーに、著作権保護の技術を破られてしまう懸念がつきまとう。実際、トレソーラがサービス延期までして（記事参照）ダウンロード用システムを開発したのも、この点を気にしてのこと。
専用ハードウェアを利用すれば、この問題がある程度回避できる。このため、著作権者からコンテンツの提供をうけやすいわけだ。
とはいえ、今後トレソーラが積極的にSTB配信を展開するかとは、断言できない状況だ。会場でも、「まだ始まったばかり。どのサービスが使い勝手がいいか、試していく」との説明に終始していた。トライアルの反応次第、といったところだろう。
会場では、サイトのインタフェースも公開された
コンテンツを選択すると、その詳細が表示される。コンテンツは、一覧表示させられるほか、出演者で検索することも可能だ配信番組一覧も公開
会場ではまた、配信される番組の一覧も発表された。ドラマタイトルは、1カ月間に数話が配信され、次月に続編が公開される予定。2月のコンテンツのラインアップは、以下のとおり。
トレソーラパック（ドラマ）
トレソーラパック（バラエティ）
タイトルパック（ドラマ）
タイトルパック（映画）
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